リン酸オセルタミビル緊急安全性情報解説

平成19年3月24日
リン酸オセルタミビル:インフルエンザ治療薬

異常行動によるものを含め、平成18年末までに、タミフルを服用した16歳以下の小児16例(治験時の1例を含む。)の死亡が報告されていますが、厚生労働省はタミフルと死亡との関係は否定的との見解でありました。
しかし平成19年2月に入り、タミフルを服用したとみられる中学生が自宅で療養中、自宅マンションから転落死するという痛ましい事例が2例報道されたことから緊急安全性情報が出されました。

「タミフルは10歳以上の未成年の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控えること。」
「また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう十分な配慮が必要です。」

タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑え、症状を軽減し病期を1日程度短縮する効果がありますが、通常のインフルエンザに対して必須の医薬品というわけではありません。また高熱を恐れてある種の解熱剤を代用するとかえってインフルエンザ脳症の危険が高まる可能性があります。処方の必要性と副作用について十分な理解をした上で使用する必要があります。

 

【リン酸オセルタミビル製剤、製薬企業一覧表】

販売名 製造販売元
タミフルカプセル75 中外製薬
タミフルドライシロップ3% 中外製薬